満を持して我が家の平パックが登場。
(この絵はサンプル品で、本物は白箱)

写真では伝わりきれないなぁ。
白いフタを開けると、白い箱の中に整然とイチゴが並んでいる。
この品種はとても果形が綺麗で、色もどぎつくなくて好まれる。
味は賛否の分かれるところだけど、サッパリした食感で評判は良い。

昨日、ツテを頼り、玉砕覚悟で某高級フルーツ店にお邪魔した。
若い、穏やかな店長に好感を持つ。
箱を結んでいた紐を取り去って、蓋をしたままの白箱を店長に渡す。
店長に開けて欲しかった。
イチゴを知っている者ならば、蓋を開けた時に必ず感動を覚えるはず。

店長の表情に夫婦で注目していた。
箱の中を見た店長の目が心持ち開き、口が「オーッ!」という感じに開く。
“シテヤッタリ!” 心の中でガッツポーズ。

ラップを剥がし、一粒味見していただく。
先を一口味見しただけで、全てを食べないところに“プロ”を感じる。
「うん、美味しいです。」の一言。
しばらく間があった後、
「このイチゴならば、1XX0円で売れる」と言い放つ店長。
う、嘘だろ?
トレイに並んだ高級イチゴはネットショップで見た事あるけど、パック詰めでそんな金額、見た事も聞いた事もないぞ。
夫婦で動揺し、口から泡を吹きそうになる。
それから話はトントン拍子。

店を後にした我が家族は夜の街で「ヤッター!」と大騒ぎ。
舞い上がって、ドンキーでささやかな祝杯代わりの夕餉。
ティラミスパフェが好きなんです。

出荷量は少ないと言えども、自分の生産物がここまで評価されるとは怖いぐらいだ。
益々気が抜けなくなる。
嬉しい様な、「まだそこまでの値じゃないのに」と言い訳したくなるような複雑な心境。




今はとても調子が良い我が家のイチゴ達。
第二果房が垂れてきた。
あまり大きな波がない、コンスタントな収穫が続きそう。
このまま大きなミスをする事無く、病気も害虫も付かないでいて欲しいものだ。



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2008.04.29 / Top↑


つぼみの頃から目を付けていたこのイチゴ。
今、我が家の手掛けている品種は変形君がほとんど出ない品種なので、こんなイチゴは珍しい。
こいつはでかくなるぞ、と日々楽しみにしていた。
本来ならば売り物にならないこんなイチゴは摘果の対象なんだろうけど、好奇心が先に立ってしまった。
(“あ○おう”は、このぐらいの変形君は平気で入れているけど)




収穫して重さを計ると、81gもある。
我が家では過去を含めて、一番の重さ。

家に持って帰ってきたけど、みんな関心するばかりで食べようとしない。
ある種の神々しさが、そうさせるのか?
なーんてね。
2008.04.21 / Top↑


出てきた出てきた山オヤジ~笹の葉かついでシャケ背負って~♪
なんて鼻歌が出そう。
収穫しながらカゴに並べると、すっごい香気なんですわ。
ハウスに入っただけで匂うぐらいだから、これだけ集まるとプ~ンと漂います。
そして、今は大粒が取れているので、収穫カゴは重い重い。




一パックは大体300グラムだから、4Lサイズのイチゴでは8粒でいっぱい。




その上の5Lもあり、ウハウハ。
一口では食べられません。




既存のパックだと二段詰めになって、どうしても痛みが出るために、バイヤーから「もったいないから平詰めにならないか」との声が出る。

自分の中では去年から構想はあったのだけど、いよいよ重い腰を上げて動き始めた。
ネットで調べたパック屋さんに片っ端から声を掛けてサンプル&見積もりをもらい、ラッピングも既存より大きいため、別の業者に探してもらう。
スポンジはこの大きさじゃ大き過ぎか?
やっぱりオリジナルシールは必須だろうと、シールも検討してもらう等々。

動き始めたら止まらないこの性格。
対応する業者さんも大変だろうなぁ、と思いながらも大粒のイチゴが出るのは5月いっぱいぐらいなので、できるだけ早くオリジナルのイチゴを出荷しようと、躍起になっている。

2008.04.13 / Top↑
先日の事。
出荷するまでの量はなかったので、昨年お世話になった方達に挨拶がてらイチゴを持って行く。



内浦湾を見下ろす丘に立つアイスクリーム屋さん。
新たに大きな店を作ると聞いていたけど、本当にでかい。
(手前の建物が旧店舗で奥の茶色の建物が新店舗)

「いっぱい借金したので頑張らなきゃ」と、笑顔で話す女性の社長。
まだ若いのに、すごい前向きな人で、いつも元気をもらう。
ありがたや~。




顔を出したのは新装OPENの2日前の慌しい時。
それでも気さくに店内を見せてくれる。
二階のテラスから望む内浦湾は最高の景色。
いいなぁ、地の利が良い。

今年は大々的に我が家のイチゴを取り扱ってくれるようで、感謝感謝。
(名前を出されるのは、ちょっと恥ずかしいんだけども・・・)




その後、ケーキ屋さんに顔を出してから夕飯ついでにこだわりの甘味処へ。
パスタが美味い。 とても美味い。 ホント美味い。
(飢えていたので絵を撮る間もなくガッツク)

デザートに出てきたのがこの一品。
裏メニューで、「味の分かる人にしか出さない」らしい。
・・・ヘタな評価はできない・・・
手前のカラメルが掛かった品はものすごく濃厚なシャーベット状のプリン。
娘は「美味い」「美味い」と連呼し、皿をも舐めるような勢い。
「すごい濃厚ですね。 なんだかデザートっていうよりも、おかずにできそう」
なんて変な事をほざいてしまう自分。
ああ、自己嫌悪・・・。

「今年はある程度高い金額設定でイチゴを売る事になるかも知れないので、あまりお勧めできない」と言っても「デザートの単価を上げてでも使いたい」と言ってくれ、とても恐縮する。

自分の生産物が個性的なユーザに評価されるのはとても励みになる。
色んな厄にサイナマレタ去年。
だけど、その年に巡り合った人達に元気や勇気を分け与えられていると言う事は、厄年って飛躍前の力を貯める期間だったのかなぁと思うこの頃。
2008.04.13 / Top↑
“ちりとてちん”が終わって、心の片隅に小さな穴が開いてしまったこの頃。

でも「今年も底抜けに良いエンツゴを出荷しまっせ!」
(知る人ぞ知る)

小さかったイチゴが3月の陽気でグングンと肥大して、2月の下旬に開花した花は色付き始めた。
開花から色付くまで約40日。
まずまずの温度管理かな。




3/11
2月20日に咲いた花に目印を付けて観察していたのに、蜂が付かなかったようで、その花は肥大せずにいじけてしまった。
恐るべし、蜂の仕事ぶり。

そんなこんなで、ハウスの入り口に近いこの実を観測する事に。
暖かい日が続くにしては、なんだか肥大が遅いという事に気付きはじめた頃。




3/17
緑から少しずつ白っぽくなってきたけど、色付くには早すぎる。
もっと肥大せよ! と焦れている。




3/23
うげっ!
ついに色付き始めた。
うっすらピンクがかってきた。
頂果がこんなに小さくてどうするんだ? とブルーな気分。




3/26
光を集めるべく、ギンギラギンを張ってみた。
これで果実の裏も色付きやすくなる。




3/29
おおっ!
赤くなりながらもグングン肥大している。
この品種は後半の伸びが良いという事を去年も思っていたのに、自分の管理に自身が持てなかったと、去年の観察が足りなかった事が不安の原因。
現金なもんで、不安が無くなると気分はハイテンション。




4/1
良いじゃない。
テリもあるし、香りもすごく良い。
数粒収穫して糖度を計ってみたら、12.5度と少し低い。
元々サッパリ味のこの品種なんだけど、色々と細工しているので、あとひと伸び欲しい。




全体像はこんな感じで、出荷はまだ先の事になるだろう。
温度よりも光が欲しい今日この頃。

今年に入ってから無農薬。
病気も害虫も皆無。
でも、外の虫も動き始めているのでどこまで引っ張れるか・・・。
2008.04.01 / Top↑